うしのおちちの備忘録

AtCoderや日記、自然言語処理などについて書きます。

病名の表記揺れを吸収するライブラリを作った

はじめに 日本語の病名を病名辞書である万病辞書に紐づけるパッケージを所属研究室のRAとして作りました。この記事ではそもそも病名の表記揺れとはどういうものなのかから、パッケージの基本的な機能を紹介します。 github.com 病名の表記揺れ吸収 医療のテ…

Rust✖️WebAssemblyでブラウザ上で固有表現抽出する

はじめに 最近sudachi.rsをwasmにビルドして使ってるツイートを見て、自然言語処理の結構いろんなことが同じようにできるのではと思い、手始めに固有表現抽出してみることにしました。 https://twitter.com/vbkaisetsu/status/1412761328943460355?s=21 使用…

森羅2020-JPでNER入門

はじめに 概要 本記事では、森羅プロジェクトで開催されている日本語Wikipediaを対象とした属性抽出タスクについて、学習データの取得からモデルの構築までの流れを簡単に解説します。 具体的には、以下のことについて説明していきます。 森羅プロジェクトの…

論文まとめ① [ClinicalNLP]

論文まとめ 論文情報 Névéol A, Dalianis H, Velupillai S, Savova G, Zweigenbaum P. Clinical Natural Language Processing in languages other than English: opportunities and challenges. J Biomed Semantics. 2018;9(1):12. doi:10.1186/s13326-018-0…

AtCoder:ABC140振り返り

AtCoderのABC140に参加したのでその振り返りです.今回はなんとかDまで解けたという感じで,D問題の実装にてこずりました...ただ,一応全部一発で通せたので,そこはよかったです. A問題 3桁のうち,それぞれの桁が1からNまでN個の可能性があるので,単…

AtCoder:ABC139の振り返り

ABC139に参加したのでその振り返りです.今回はE問題まで解くことができました!ゴリゴリの競プロ的な問題ではなかったのがよかったのかな??と思います.まだまだ典型的なアルゴリズムや基本的な発想が身についていないので,今回のD問題やE問題のような数…

ABC137振り返り

ABC137の振り返りをしていきます.今回はC問題も解けず,,,まだまだ使える典型の種類が足りてないなとおもいます... A問題 これはさすがにそのまま書くだけでした.特に何もないです. #include <iostream> #include <vector> #include <cmath> #include <iomanip> using namespace std; t</iomanip></cmath></vector></iostream>…

AtCoder ABC136の振り返り

ABC136に参加したので,復習がてら振り返ります. A問題 普通にをしました.負になる場合だけ気をつけました.こういう簡単な時にさらっと三項演算子使えるようになりたいです. #include <iostream> #include <vector> #include <cmath> #include <iomanip> using namespace std; typedef long</iomanip></cmath></vector></iostream>…

AtCoder Educational DP Contest:O問題(bit DP)

DPコンテストのO問題に引っかかったので,まとめます. 方針 男女N人ずつのマッチングですが、例えば男性iを昇順に固定した場合、女性N人の順列を試せば全通り考えられます。しかし,O(N!)の時間がかかり間に合わないです。一般に,順列などO(N!)をO(2^N)に…

AtCoder Educational DP Contest:J問題

AtCoderをやっていて、Educational DP ContestのJ問題に詰まったので復習がてら自分なりにまとめて見ます。数学的に厳密なものではないのでご了承ください。 文字の定義 :1個の寿司が乗っている皿がi個、2個の寿司が乗っている皿がj個、3個の寿司が乗っ…

AtCoder ABC135の振り返り

復習のためにABC135の振り返りをしたいと思います。 A問題 方針、感想 AとBのちょうど真ん中にすればよいことは直感的にわかったので、偶奇で場合分けしてさくっといきました。 #include <iostream> using namespace std; typedef long long ll; int main() { int a, b</iostream>…

2019年NAIST受験記(情報科学専攻)

本日NAISTの合格発表があり、無事合格しておりましたので受験のまとめを書いていきたいと思います。すでにM1で秋入学という少し特殊な状況ではありますが、基本的な流れは同じなのでお役に立てれば幸いです。なお2019年度の秋入学入試ですので、募集要項・配…